準備中
「こんな材料使ってたんやなぁ!」
解体が終わり露わになった小屋組を見て、お父さんが発した言葉でした。
地域の方々のご協力で当時完成したこの家は、新しい部材と古い部材が混合しながら建っている。
その力強さをいっそのこと見せてしまおうと考え、屋根を葺き替え軽量化し小屋組を現し、二階への中継としてアティック(屋根裏部屋)を造りました。
部材の記憶、空間の記憶、そして家族の記憶が永続し、言うならば「記憶の継承」ができる家であることを望みながら、デザインしました。